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ガス機器の危機

輸入ガス調理機器の危機です。

オリジナルキッチンに興味の無い人には何にも影響は無いと思いますが、
私にとっては一大事。

ガスか電気かと
調理用コンロはこのところ電気になびいています。

が やはりガスがいいという人が多いのも事実

日本の料理は西洋のようにじっくり煮込むものより
ちょこちょこっと手早くつくるものが多く
鍋もゆきひらタイプが便利です。

昔からきちんとお惣菜を作っている人は体で覚えています。

我が家のキッチンは22年位前のオーダーキッチン
その当時おしゃれなガス調理器具でヨーロッパ物は高く
アメリカものは大きく というのが現状

そこで見つけたクラリオンのソシエール(随分昔に廃盤、廃社?)
はヨーロッパでの人気モデルを日本製にアレンジしたもので
とっても素敵でした。

その当時のおしゃれなキッチンによく使われていました。

5年ほど前さすがにくたびれて新しいものに替えました。
その頃人気のあったフランス製のR社のものが間違いないのですが
自分のものは少しくらい欠陥があっても
みんなが使わない個性的なものにしようと
あれこれ探した結果
イタリア製のシンプルで安価なものを見つけました。

機能が単純でお掃除しやすく お気に入り

ところが、2年位前から
全てのガスコンロには安全装置をつけなければと
お上からのお達しがあり おおあわて

ついに今月で期限切れ

全ての安全装置の無い輸入ガス器具は  売り切れ

本当に怒り心頭

そりゃ安全装置がついていたほうがいいでしょう
でも付いていればいいとも限らないんですよね、なんでも
しかもそのボッチのような安全装置が鍋にあたり 
使いにくいとのうわさも

これで間違いなく IHコンロに移行する人 続出でしょう

でもよく考えてくださいね、
自動車の場合左通行のこの国で
右側通行用のものが大きな顔をして走っています。

しかも最近は料金所まで右側さんに配慮され・・・

ガスコンロにこれだけ厳しい割りに
自動車にはやさしい規則

業界団体の圧力なのか 対外貿易の駆け引きなのか
末端の零細事業所の人間には

手も足も出ません

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窓からの贈り物

都市部に家を計画する場合
余程土地が広いか
なにか特別な条件が無い限り
大きな窓が取れないことが多い。

かといって閉鎖的な窓では
気持ちも暗くなってしまう

中庭をつくってそこから光を入れるという方法が
定着していますが
この場合とて 
ある程度の広さが無ければ難しいことが多い

光が十分はいっても
今度は大きな部屋が取れないとか
廊下がやたらと長くなるとか・・・


最終的に窓を発注する前に
隣との関係を現場でじっくり考えることが
とっても重要です。


窓の役割が何かということも
再確認する必要があるでしょうね

最近、大活躍なのは 高窓と地窓

高窓は文字通り高い位置につける窓で
何処までを高窓というのか知りませんが、
わたしの中では
普通に立っている状態で外が見えない窓。

頭のすぐ上あたりから天井まで

この窓は 明かりを取りながらプライバシーを守る 
場合に 役立ちます。

横長の形状になることが多いですね

地窓は床面から5,60cmくらいの窓

この窓は明かりはそれほどではありませんが
風を取り込む窓として活用できます。

また日本の庭は地面を楽しむように出来ているので
ちょっとした坪庭のようなところを楽しむためにも効果的です。

いずれにしても
あまり外の景色がよくない、みたくない
ということでしょうね。

でも時として 小さな窓から
お隣の植木が見え
お隣の人とは目線が合わない
という窓ができたら  それはラッキー

自分で計算したつもりが無いのに
偶然そうなった場合 思わず 叫んでしまいます。

雨戸

台風一過でタイムリーです。

瀬戸内海育ちの私には雨戸の必要性がありませんでしたが
名古屋に来た当初 窓に雨戸は必然でした。

雨戸はダサいというイメージが確かにありましたが
木製でガラリ風のデザインできちんと作ると
しぶ~い 住宅になります。

ただし、ただ窓を作って雨戸をつけただけでは
やはり ダサい 

日本の住宅では雨戸は引き戸というイメージがあるので
雨戸を収納する場所が必要です。

ここで先回の窓と壁が生きてきます。 ・・・ね


10年以上も前に初めてイタリアに行ったとき、
窓の形の面白さに ただただ感動しました。
建物の形はそれほど変わっていませんが
窓の豊かさに、  参った!

そして多くの窓にはガラリ戸が付いているので
雨戸をつけてもかっこいいじゃない と拍手

現地の人にイタリアに限らず南ヨーロッパのガラリ窓の用途を聞いて
もっとびっくりしました。

夏の暑い昼間、窓を開けてガラリ戸を閉めておく
それはかぜを通して太陽光をシャットアウトするため

そして夕方になってからガラリ戸をあける

今まで知っていた雨戸の用途と反対じゃない!

雨戸ではなく 防陽戸 日本のヨシズやすだれ だったんですね。

それからというもの、
日本の夏の暑さが厳しくなったと同時に
このヨーロッパ式のガラリ戸は
私たちのデザインの基本になりました。














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