今年の緑化対策は
ゴーヤです。
壁面緑化により、かなり涼しい我が家で
唯一 暑いのは
南側のウッドデッキのあるダイニングあたり
冬は日当たりがよくて
天気のよい昼間は暖房が要らないほど
いわゆる
パッシブソーラー効果がある辺りですが
やはりこの裏返しで
夏は暑い
当たり前ですよね。
自然のままで 夏涼しくて 冬暖かい なんて
ありえない でしょ?
この部分、深い庇が出ていますが
上部が吹き抜けのためでしょうか、暑いのは・・・
そこで
庇の先にネットを張り、プランターにゴーヤを植えて 準備万端
ついでに トマトやらハーブやら
初心者向きの野菜の苗を買って楽しんでいます。
パセリとバジル、イタリアンパセリは 豊作です。
セージ やタイム などは
売っている場所との出会いが無くて残念
壁面緑化の効果は最近あちらこちらで言われていますが
5,6年前 「まちに森をつくって住む」という本を書いた
甲斐徹郎さんの講演に触発され
何となく感じていたことが
本当に効果的だと背中を押された という経緯があります。
今年の夏は
自然の風を心地よく感じながら
たわわに実ったゴーヤの収穫に追われ
毎日いやになるほどゴーヤメニューの食卓で と
淡い期待をこめて
梅雨明けを待ちましょう。
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こども部屋はいつまでも
難しい課題
今日の某新聞に リビングの一部にこども部屋
いや こどもコーナーを作るとよい という記事がありました。
最近の傾向を見ればその回答は想定内です。
リビングは今では決して接客空間ではなく
いまどきの新しいお茶の間 です。
私たちが子供の頃は
お茶の間はオールマイティの空間で
食事をしたり、テレビを見たり、宿題もしたし、マンガも読んでいたし
知り合いがくれば接客もし、
ついでに泊まることもできる・・・
モダンな暮らしもやがては身の丈に合わなくなると
結局はお茶の間状態。
そこの居心地がよければ
当然こどもの滞在時間は長くり、 そのまんま、
なし崩し的に こどものスペースへとなだれ込む。
大学の先生のコメントによると
居心地のよすぎる家は
こどもの自立が遅れる
家の居心地が悪いからこそ
こどもは早く家を出て自立しようと 試みる のでは
とちょっと辛口な 意見が・・・
私もそう思っていたので、やっぱりね。
日本人は個室を作ると 引きこもるわ
みんなの空間に居場所をつくると 甘えがましてくるわ
一体、いつ、どうやって自立するんだろう?
私の寮での体験のように
いきなり自立する前に
半人前の 軽い自立 というのが
理想 だと・・・
確信しました。
テレビドラマでも
映画でも
ついつい 家の様子を見てしまうのは
職業柄なのか 単なる趣味なのか
気がついたら インテリアに興味を持っていた
映画好きになったのは中学生から
1年生のときの封切映画が 「サウンド・オブ・ミュージック」
と聞けば なるほど とうなずけるはず
初めて映画館で見た映画は
多分小学校1年生くらいで
仏映画、ジャック・タチ の 「ぼくの伯父さん」
と 覚えている
混んだ映画館で立ち見で親に抱かれて垣間見たが
あまり会話のない映画なので
ストーリーは分からなくても
モダンな暮らしぶり と ぼくと伯父さんの関係は わかったような気がする
大人になって、何度かテレビで見て
改めてその時代ながらのモダンな生活と仏映画の不思議な世界に感心
これが自分の映画の原点だったことに
またそれを見せてくれた親に 感謝
中学生になって 「サウンドオブ・ミュージック」 に はまってから
映画好きになったが
その傾向は はっきりしていた
おうちが舞台の映画が す き ということが
第2弾が 「メリーポピンズ」 そして第3弾が 「マイフェア レディ」
この2本が中学2年生の時で
いずれも おうち が舞台の映画でした
日曜日の大河ドラマ 龍馬伝は予想以上に 好評とか
大河ドラマは 私の日曜日の食事時の定番。
どうしても1年続かないシリーズもありましたが、今回は ほぼ完璧。
ドラマの内容もさることながら 撮影の方法が今までとは ちょいとちがい
非常に人間くさくておもしろい とよく聞く。
私がおもしろいと感じるのは
今回幕末の暮らし方のシーンの場面が多いからではないかと思われる。
この番組は平井聖 先生が時代考証をしておられるので安心だが
この時代の人々の家庭での暮らし方がよくでており
そういう視点で住まいを見てみると書籍だけでは分からないことが
理解しやすい。
その中で少し感じたのは
下士といえども武士なので小さいながらも玄関はある
が、 普段の近所の親しい人たちはほとんど
庭を通り縁側から訪問している
龍馬しかり、弥太郎しかり
その縁側沿いの部屋は床の間があることから座敷と思われる
通常、玄関から入り、次の間を通り座敷へというルートが
訪問ルートだとイメージしていたが
これはどうも正式な場合のみで
普段のカジュアルな付き合いにおいては
いきなり、食事中であろうが なんであろうが
庭から縁側越しにやってくる
それを迷惑がらず
まあまあと招き入れているところが
おおらかというか 気取らなくて いい
こういう暮らし方
今では あ り え な い
生活はつつましく、豊ではないけれど
人間関係の豊かさは 現代と反比例
どうも私たちは
家が豊かになり、便利になって
無くしたものが たくさんありそうだ
ちかごろ 家を建てる親の希望では
こどもの部屋はあまり大きくなくていい派 が増えています。
これはこどもが何歳の頃家を建てるかにもよりますが、
30代でこどもが小さく、また資金の余裕がないという場合が顕著です。
こどもが要求を出せないうちに造るが勝ち!組ですか・・・
こどもが小学校の高学年から中学、高校となると
そうはいきません。
広い個室を要求してくるんですよね。
大学で学生の課題を見ているとよくわかりますが
夫婦の寝室より
広くて、収納も多いこどもの部屋を造ろうとするんですよ。
「この家のこどもって ひょっとしてあなたのことなの?」
と質問すると、照れ笑いをしたり、ドキッとしたり、初めて気がついたりと
反応はいろいろ
でも願望なのかも
何時まで親の家に居るつもりなんだ! とつい言いたくなって
こんな広い個室に住める時期は短いんだよ!
いや、そうでなくては困るよ とも
こどもの独立後 そこをどう利用するか
悩ましいですが、たいせつなこと
転用その1:
3畳ほどの小さな部屋なら大人の書斎にする
これならば作り付けの机と本棚が無駄にならない。
転用その2:
もう少し広くてベッドが置ければ
わたしの部屋にする
あるいは時々別居する部屋にする
転用その3:
もし小部屋が二つでどちらかのこどもが家から離れられないなら
一つの部屋にして大人になったこどもの部屋にする
ただし、その場合は家賃をとる
転用その4:
3の場合の別案で親を引き取る場合 利用する
ただし単親でないと狭い
転用その5:
あるいは娘であったら
お産で里帰りをしたときに使うとか、出戻りになったとき役立つとか・・・
いけない いけない ここまで心配するのは 余計なお世話