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世田谷散歩

1年ぶりに上京した

無料宿泊できる場所が 世田谷区にあるが

気に入っている理由を考えてみた


その1) なぜだか 東京の私鉄の駅前には素敵な商店街がある

周りが高級住宅街でも 庶民的でリーゾナブルな店が多い

八百屋や魚屋など日用的な店の間に

小じゃれたカフェ、居酒屋、パン屋、雑貨屋などがあって

遠出しなくても 充分間に合ってしまう


名古屋にもかつては公設市場という庶民的であったかい雰囲気の市場があったが

今は絶滅寸前か・・・

全て、便利なスーパーマーケットに食われてしまった感がある

車の道路は立派だが 人間のための道空間が発展しなくて 寂しい街だ


その2) 都会的というか狭いながらも洗練された住宅がある

世田谷区あたりの住宅街は 狭いながらも しゃれた工夫があり

何度歩いても 発見がある

取り立てて凝った外観でもないし、大きな家でもないが

センスのある風情は シンプルな中に きらリと輝く


その3) 街路樹や個人の庭の植栽が魅力的なのはなぜか

世田谷区は緑道といわれる不思議な道路があって、散歩にはうってつけだが

今回、世田谷文学館に行きたくて蘆花公園駅に初めて降り立った

駅から続くメインストリートの街路樹が圧巻だった

駅名が示すとおりこの地が徳富蘆花が住み着いた場所であるばかりでなく

予想以上に 多くの文学者たちが 居住していたようだ

彼らは ちょっと世俗から離れた、自然に恵まれた環境で 

隠遁生活をしていたのか、思索にふけっていた様子が想像できる

そんな名残が感じられる まちなみだった

京都の哲学の道も かつて 西田幾太郎が その道を歩きながら

哲学に熱中したことにちなんだ命名だが

街路樹の素敵な道が 文学の香りがするのは 洋の東西 共通事項のようだ


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保存食

えらそうに マイブーム程度ですが 保存食づくり  が楽しいこの頃です

若い頃や、子供が小さかった30代は

あんなに楽しかったお菓子作り 今はまったく 他人事のよう

いずれにしても私の場合は趣味というよりは

必要に迫られた ちょっと貧乏くさい 感覚かしら


結婚してアメリカに住んだ頃

こんなにもお菓子やパンがまずいとは 信じられませんでした

西欧から来たものなので 本場だと楽しみにしていましたが

安くておいしいのは アイスクリーム と ヨーグルト だけ

ケーキは甘いばっかりで、毒々しい色の人工着色料 でカラフル

パンはピーナツバターをぬっただけのサンドイッチにぴったりのふわふわしたもの

日本のように手軽においしいお菓子が食べられないので

仕方なく 手作りに・・・!

クリームチーズや冷凍のフルーツなど 材料は安いのがうれしかった

家庭的なアメリカ人は パイやクッキーなど 

マミーメイドの素朴なお菓子は上手なので よく教えてもらいました。


さてさて

この季節は らっきょ 梅干 などなど 保存食の仕込みの時期

らっきょだけはうっているものでおいしいのがないので長く作っています

土付きにこだわっているので洗って、先っぽを切るのが結構大変な作業

それさえ終れば 簡単  最近はちょっと楽をして 

らっきょ 用の 合わせ酢で ちょっとおさぼり

最初に塩漬けした方がいいという説と しないほうがいいという説があるので

今年は しない方で


ここ3年ほど続けているのは梅干漬け

インターネットで作り方を調べても

その家の伝統や、地域のやり方、はたまた個人個人で いろんな方法があり 奥が深い

梅干の塩加減のことを  塩梅 (あんばい) といいますが

物事のころあいや身体の様子、料理の味加減と

その言葉は広く浸透していますが  梅干の漬け方をためしていると

いろいろなことを表しているということが よくわかります

まだまだ 人に自慢できるレベルになるには

程遠いようですが

文句を言わなければ それなりに食べられることも 発見!



陰影礼賛の思い出

節電ムードをうまく利用すれば

日本の街が少し変るかもしれない

ショウメイ探偵団という照明デザインのプロたちの団体が

町の中のいろいろな場所の照度を計測しているとのこと

地下街など照明を今までの半分くらいにしているらしいが

いわれるまで気がつかない人が多いらしい


在住の外国人に聞くと それでも、まだ日本の都会の町は明るく

パリやロンドンの比ではないらしい


ヤッパリ  駄洒落ではありませんよ

以前パリにいった時、夜のエッフェル塔を車中から見ました

その美しさに感激するというよりは

周りの街灯やネオン、宣伝広告  などの雑多な明かりがなくて 

暗い中に浮かんでいる その対比に

予期せぬ驚きがありました。

その時に 谷崎の 陰影礼賛 を思い出しました。

日本で実感できなくて パリで実感するとは・・・!

夜は周りが暗いから 家の中が それほど明るくなくても

明暗の対比で明るさを感じる  というようなことだったかと思います


それで思い出すのですが

子供の頃 昭和30年代は 日常的によく停電していました

ろうそくはいつでも用意されていて

茶の間で家族でろうそくを囲んだことを覚えています

みんなで1本のろうそくを囲み わくわくした経験があります

あかりの周りにみんなが集まるのは

ある意味 貧しさの象徴かもしれません

家事や仕事に追われていた忙しい大人たちも用事が出来なくて

子供の相手をしてくれたからかもしれませんが

家族のつながりを感じる時でもありました

しばらく、何をするでもなく、グタグタ おしゃべりで時を過ごし

あるとき、ぱっと 電気がつくと 

大人たちは 自分の用事を再開するためにチリジリになり

まるで 祭りが終った 後のような しらけた気分になったものです


プチ断捨離

親の遺品整理は 何とも複雑

見なくていいものまでみたり

知らないことの発見があったり

再びそこに親が存在しているようで・・・

そのとき、やばいものは早く捨てよう  と思った


最近 巷で流行っている  断捨離

あちこちで目にするうちに 少し意味が分かってきたら

知らず知らずそのような行為をしていることに気がついた

それは親の遺品整理の随分前だが

リフォームをしたり、建替えてをしたりのクライアントの大変さを見てから

若くして家を建てる場合は あまり荷物もなく

あれを買おう、これを買おうということが多いが

ある程度の年齢の場合、これを機会に整理しようかとか

引越しのためにいらないものを捨てなければ大変なことになるとか

かなりきちんとしていた人でも、年齢相応に 物は増えている


私の場合は あくまで プチ 断捨離


先ずはキッチンに手をつけた

引出しの中には使わない調理器具やスプーンなどが結構増えていた

そんなに物を買う方ではないけれど

ちょっと便利かなと思ったり、景品でもらったりしたものなど

あってもなくてもいいようなものが多かった

サラダサーバーとか、ワインの栓抜きとか 

本当に必要な物だけ残したら半分くらいになって

引出しがすっきり、使うものがすぐ分かる

こんなに快適になるとは思わなかった

その次に手をつけたのは洗面所

試供品の化粧品とか、たいして使わないメーク用品とか

歳相応に 皮下脂肪とくだらないものはよく溜まる

なかなか断捨離できないものは

まだまだたくさんある

本、服、靴、思い出の文集、アルバム、子供のもの

そうそう、ランドセルもまだあった

すっきりして快適になった部分と

決意できないものとの

まだら 断捨離  が  続きそう
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