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靴も成長するの?

最近気になる靴の修理屋さんがある

パリの下町 にでもありそうな店構え


これまで修理屋さんというのは マイナーな職業で

おしゃれとはいいがたい店だったり

チェーン店でお商売してますみたいな店が多かった


初めてにもかかわらず思い切って3足も持って行った

それ以上持っていくと 履く靴がなくなってしまう・・・

年末最後の日に受け取りに行って

その出来栄えに 驚いた

かかとのゴムを替えただけでなく

かかとの本体まで少し削れていた部分が

まるで新品のようにきれいになっていた

また靴磨きもしてあり 思わずうっとり


私、決して 靴フェチではありませんが!


最近立ち読みした本に

靴を育てる  という文面がありました

皮靴はきちんと手入れをして履くと

だんだん味が出ていい感じになり 新品にはない風格が出るらしい


カバンやハンドバッグは そういえると思っていたけれど

女性の靴は流行が激しく消耗品としてみていたかもしれない

私は昔から男靴が好きで何十年と好みが変わらないので

デパートや靴屋を何軒も見ても履ける靴がない事がよくある


いい言葉に 出会った

今もっている気に入っている靴を長く履く決心がついた


その素敵な靴の修理屋さんには

こだわりのある靴が沢山修理に出ていた

ほとんど男物のようだったが

パリにでもありそうな店だと感じたのは

そういう 心構え だったのかもしれない


買うときに少々高くても 堂々と修理に出せるような靴を買わなければ

と思った 年の暮れでした。
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民営化すると・・・

久しぶりに 確認検査機関へ出かけた

スタッフが行けなくて、届けるだけの簡単なお使い

最近の検査機関は役所と違ってサービスのよさに感心する

民営化するとこんなにも変わるものかしらん!


まだ駆け出しの頃

難しい仕事の申請で何度も何度も役所に通ったことを思い出す

 
それと連動して思い出すのは k子先生のこと

お酒が大好きなチャーミングな美人で、はっきり物を言う人だった

なぜかその先生に建築法規をみてもらった

本当は建築計画、意匠系の先生だが

法規の得意な先生が1年間の休養期間だったので


授業の内容は良く覚えていないが、

何しろ法規の勉強だから面白いはずはない

ただ一つ印象に残っているのは

「女性はね、役所に行くと 親切にしてもらえるよ」

これが先生から習った 最大の事柄


役所でいじめられているとき そのことを思い出し

「先生、違うじゃないですか」

「先生のように美人の女性は・・ではないですか」

と 自問自答


ずいぶん昔 先生が講演で名古屋にこられた

そのとき 「実は私、先生から建築法規を教わったんですよ」と言ったら

「まあ、かわいそう。 それは運が悪かったわね」

「・・・・!」   返事のしようがありません

でもその先生に習ったからこそ

真剣に法規で悩まず、気楽に対応できたのかもしれないと考えました


先生の講演会は ガス会社の招待によるものだった

その講演会で

「設備が便利になりすぎると人間は五感を失ってだめになる !」

後ろの方で担当の社員が苦笑いをするのを物ともせず

炸裂トークは続いた


法規のことはまったくだめだったが

こういう はっきり物を言う痛快さを

しっかり身に着けたのは先生のおかげかもしれない

働くよろこび

11月のある日曜日

ストーブや暖炉を利用している人たちの集まりがあった

梨畑をやめて他の作物畑への転用をするお手伝いだ

私たちは ただで薪が手にいると ホクホク

畑の持ち主は ただで木を切ってもらえると にんまり

両者の思惑がぴったりあっての行事となった


チェーンソーを持っている人

そのうち買おうかなと思いつつも 迷っている人

まだ持っていないので のこぎり持参の人


私はこのどれにも当てはまらないが猫よりはましかなと手元として参加した

というのは普段やらない作業に気後れがしていたから

しかも梨畑に入るのも初めて、 農作業の経験皆無ということで


車窓から見てはいたが収穫用の果実畑は新鮮だった

梨の手入れや収穫がしやすいように高さを低めに抑えてワイヤーが張り巡らされていた

背の高い人はぶつからないように移動するのが少し億劫だが

私にはいい高さ

チェーンソーで太い幹を切る前に

ワイヤーに絡んだ 横に広がった 枝を 切ることにした

切ったものを地面において切るよりも

そのまま切る方が腰の負担もなく 思ったより楽チン

のこぎりなんてほとんど使ったことがないけれど

次々に切り落とせて 夢中になった


昼休みは 畑に車座になり

持参の弁当と用意してもらった豚汁、参加者との楽しいおしゃべり

午後のコーヒータイムをはさんで

「そろそろ切るのはやめてください」の合図に

ちょっとがっかり  えっつ  もうやめるの ?

「そうです、切った薪の運搬や枝の片づけがありますから」

まあ、なんでも楽しいときにやめるのが 大人の作法かも

子供の頃 暗くなるまで外で遊んで

夕飯だから 帰りなさい の 呼びかけに

まだまだとしつこく遊んだ あの頃の思いを

久しぶりに経験した


家の中で 悶々としないで

太陽の下で 汗を流して 

ただただ仕事の手順だけを考えながら労働することが

こんなに気持ちのいいことだと長い間忘れていた

働くことの喜びを久しぶりに味わった1日だった

本物の素材 調味料の秘密

お気に入りのテレビ番組 今回は料理編です。

料理の苦手な主婦に簡単でおいしい献立の工夫を指南するものだった

いくつか紹介されていた中で

醤油とみりんだけを煮詰めて作る万能たれは

早速まねて、豚丼を作った

テレビでの評判どおり、夫も思わず「うまい!」 と

最近、聞いたことがない言葉だったので 驚いた

材料は安いし、簡単だし、応用が利くし

本当に主婦にはうれしいお供を発見した

この番組は例の「スーパー主婦」シリーズだが

コメントがまたよかった!

お店で売っている 既製品のたれは

防腐剤やら、なんやらいろいろなものが入っているので

味が固定している

つまり いつも同じ味なので 飽きてしまう

ところがシンプルな醤油とみりんだけのたれは

材料のうまみを引き出すので

豚肉とうなぎでは また違った味になるらしい

しかも他のスパイスと組み合わせることでさらに複雑な味になるとか


また、基本的なたれで味のベースを作っておくことが

応用編の基準にもなるらしい


さすが、スーパー主婦は調味料においても

論理的で説得力がある

この話は 建築における素材の使い方とも似通っている

わかりやすい例で言うと

新建材 はいわば お店で売っている 出来合いのたれ 

本物の木は 節はあるし、反るし、収縮するし手間がかかるが

時間の経過と共に 味わい深くなる


スーパー主婦の言葉をそのまま置き換えることができることに

二重に驚いてしまった!


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