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初歩的な構造について

最近は耐震性能が一般化し家を建てない方たちの間でも話題にもなっているようです。

私たちにしてみればあたりまえだけど

あまりにおろそかにしていた建築関連の人たちがいるのも事実



学生のころは

自分は将来もっと気楽にインテリアとか住まいのことをやっているかと思っていた

ましてや構造は・・・・

その当時 構造力学 は はっきり言って苦手 だった

同じ構造といっても 一般構造 という授業は楽しかった

担当の T先生 はかつて日本の超高層ビルの開拓者として名をはせたえらい方

定年退職をされ、少し身体が不自由になられたが若手の育成に前向きな方だった

お気楽な女子大生だからあまり難しいことを教えても

構造ぎらいになるのが関の山、と考えられていたか・・・

身近な話題をわかりやすく教えてくださった。

よく覚えているのは地震にあった時の対処法

便所 は広さの割に壁率が高い、つまりほとんど壁で囲われているので

「もし、用を足している最中に地震があったら、

あわてないでちゃんと用を足してから落ち着いて行動をしなさい」

一番安全な場所だからということらしい。



最近はやりの開放的な便所や 浴室や洗面所と一体になっている便所

ガラス張りの便所 などに抵抗があるのは

ひょっとしたらこの教訓がしみ込んでいるのかもしれない

おそろしや・・

超高層のことなどその時間で聞いた記憶はないが

普通の住宅の平面計画についてはよく話されていた

日本の家は南側に大きな開口を取り、北側は壁が多いという特性があるが

これはもっともバランスの悪い計画なので 気を付けるように!

まあ、当たり前すぎて その当時は ふう~ん  とあまり真剣ではなかったが

確かに、そういう住宅は長い間に変形していることが今ならよくわかる

また、雨戸などの戸板のことにも触れて、

そういう、南側が開放的な家は かつては雨戸が立ててあった

これは効果的で地震のあと雨戸を取ったら 崩れた家がある  とのこと

戸板は面材としての性能があり、柱と梁の開放的な構造の補強になっている


最近地震が多いが

私が一番不安に感じるのは

お風呂に入っているとき

裸の状態でどうやって逃げようかと  

ますます カラスの行水 が進行してしまいそう!

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話も興味もエンドレス

営業マンから一通り商品紹介を聞いた後

何気ない世間話になることは たまにある

その時のこちらの心理状態とか 暇さ加減で左右されるが・・・

ひと  ひと との出会いは おもしろい

やけに話が弾む人もいれば、生真面目に仕事の話だけで余計なことを言わないひと、

こちらがおばさん根性でついつい身の上話を聞いてみたくなる人

こういう場合、相手もかなり迷惑だろうなとも思う


不思議なのは 何がそうさせるか ・・・ということ  解けないなぞである

つい最近も 定年後の再就職のようなおじさん営業マンと

地盤の話になった

「最近は家に関する話題で耐震性や、省エネに関することが多いですが、いかがですか」

「そのとおりですね、でも 私から見たら いままで地盤に対する関心が少なすぎたので

ちょうどいいかもしれませんね」

「僕の家は □□ にあるので 近所の人たちと大丈夫かなと話すんですよ」

と おじさんおばさん話は  長い!

そんなことから 地名の話になり、古地図に関心がある話になり  ETC・・・

「僕が単身赴任で ▽▽にいたころ  地元の人は誰も買わない土地を

遠くに通勤する人ばかりが買っていてね・・・」

「そうそう、よくある話ですね、建売住宅は要注意。 大量に区画整理した場所も・・・」

地名の変更というのも曲者で 印象の悪い名前を 変えたり

細かな町割りを ざっくり なんとか 1丁目、2丁目・・・とするのも意味不明になる

地名に関心を持ち始めると とどまるところを知らないというのも曲者


名古屋出身でないので名古屋の地名は結構新鮮、

そのなかでなんだろうと思っていた地名に

呼続」がある

以前、名古屋の建築マップを作る作業に関わっていたときそのことを聞いたら

ある人が教えてくれた

「呼続とはここから次へと呼び継いだ ということらしくかつて入江があり渡し船があった」 と

そういわれてみると、「古渡」「鳴海」など あれやこれやと  興味がつかない  エンドレス


そんな中一つ発見もあった

「高津波町」に住む友人に 「その地名 今回、どきっ としたよ」  と聞いたら

「高い津波が来る」のではなくて 「高い津波が来ても大丈夫だよ」という意味らしい 

ひょっとしたら 昔の人の知恵なのかと    ほっと胸をなでおろした。


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