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節電の夏のオリンピックに想う

とうとうやってきました 節電の夏 が

しかも運悪く(?) オリンピックが始まります

ゲームを楽しもうと思ったら 夜遅くまで 冷房をかけてテレビを見る

という悪い環境になってしまいます

こういう場合の節電はどうすればいいのでしょう?

問題を残したまま再稼働した原発があるからか

あまり話題にはなっていないようだ

昨年は確か各電力会社の電力余力がどの程度かと毎日テレビや新聞にでていたが

1年たったら もうないのかしら・・・・?


最近、政治経済で楽しい話題がないので

多くの人たちは スポーツ観戦に走っていると思われる

若いアスリートのインタビューを聞くにつけ

目的をもって日々精進するそのストイックな姿は誰をも感動させる

変なテレビドラマより よっぽどまし

しかも今回はメダルの可能性のある種目がいろいろあって

余計に盛り上がる

若い人はいいなーとうらやましがっていたら

(もっとも自分に置き換えてその可能性はないのだけれど)

馬術で71歳の男性が出場されると聞き 驚いた

しかもこのおじさん、かっこいーのよ

東京オリンピックに初出場 ということは48年前

その後いろいろあって ビジネスでも成果を上げ

今またオリンピック、日本の高齢者のアイドルになること間違いなし

若いアナウンサーたちが かっこいいーと言っていたが

人間、年齢ではないのだな、誰かを感動させるということは

その人の生き方そのものであることを改めて認識した

こういう華やかな人ばかりではなく

福島の幼稚園のプールを除染するために寄付金を募りボランテイアに行くという

陰でそっと誰かを支えている人も 同じように素敵に見えた


日本人って自分が自分がとしゃしゃり出る人より

他人のために一生懸命何かをやる人が 好きなんだよね

そう思うときっとオリンピックに出場できなかった人たちにも

いろいろなドラマがあるのだろうなー


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生活感のある設計

母校からの案内で恩師の偲ぶ会のことを知った

M先生は100歳の大台の少し手前で亡くなられた

長い間老人ホームで自由気ままに暮らし

趣味に励み 他の入居者の指揮を執っていたとも聞いた

さすがに大学で他の先生方を引っ張っていただけあって

あっぱれな最期のようだった

あやかりたいのは山々だが

怒涛の時代を先頭に立って歩いていた方たちにはかなわない

先生の授業は設計製図もあったけれど

講義では住居生活学や室内装飾などがあったように記憶している

どちらかといえば家庭科の先生のような授業で

きちんと系統だてられていた

でも友人たちの何人かはこういう真面目な授業を軽く見て

もう少し時代に先駆けたコンセプチュアルな授業を面白がっていた

私はと言えば 以外に好きだったかもしれない

何しろ家庭科は得意科目だったから

たとえば

「お便所で用を足した後、紙が近くにないと困るでしょ」

「手を洗った後手拭タオルが遠いと 床が汚れるでしょ」

「廊下をなくしてリビングを広くするのはいいけれど

  テレビを見ている人の前を横切って自分の部屋に行くのはいやでしょ」

・・・・・・  などなど

生活に基づいた住まいの指摘が 手厳しく

お姑さん的であった

でも私にとっては 納得のいくことが多く 熱心に聞いたものだった

そういう姿勢は 今も自分の中にしっかり根付いていて

同じようなことを若い人たちに言っている、 確かに!


その当時人気だった建築家の設計した住宅が建築雑誌に載っていると

友人たちと あーだ こうだ と 批判し合ったものだった

その当時はそれほど掲載作品も多くなかったから

話題のものにはみんな興味を持っていた

そういう時M先生の授業をちょっと批判しておきながら

「建築雑誌に載っている住宅は 竣工したばかりで生活感がなく

 普段の生活を始めたらどうなるんだろう・・」  と

手厳しいことを言う友人もいた

お気楽な無責任な学生にとって友人たちと好きなことを言い合うのは

この上もなく楽しかったが

今でもその時交わされた話題の影響か

自分で設計した住宅が完成したとき撮る写真は

竣工してすぐの生活感のないものではなく

1、2年たって暮らしに馴染んだ頃 に撮影してもらっている


いつも不思議に思うのは 竣工時の写真はなんだかツンツンしているが

生活感が出てからの写真は空気の和らいでいるのがわかる
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