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梅ちゃん先生 さようなら

毎朝 ついつい見てしまう 梅ちゃん先生

最初はそれほど期待してなかったが なんだかんだと見てしまった

そして明日は最終回 

すっかり昭和30年代にタイムスリップしていたので ちょっと寂しい


梅ちゃんちとノブの家は戦災をうけた掘立小屋的な簡易な住まいを

数年後に建て替えた

はっきりした間取りは分かりかねるが

通りに面した工場と診療所の関係と 家との関係が つじつまが合わない気がする


まあ、ドラマだから 大目に見るとして

梅ちゃんちの縁側に面した庭とノブの家の裏側がつながっていて

両家は親戚になる前から

境界の塀を開けて 行き来し お互いの家にいとも簡単に出入りしている

こんな光景はいかにも作り物っぽいが

私が高校生まで過ごした実家も 実はこんな感じだった

梅ちゃんちとは逆で 隣が内科医院 我が家は町工場ではないけれど 小さな電気工事屋

台所の勝手口が隣の裏庭とつながり、裏から行き来していた

我が家はきっちり6時ころには夕ご飯だったけれど

隣は夜の診察を終えてからの食事なので8時過ぎと遅かった

台所同士で話をしたり、調味料を貸し借りしたり 

そんなことは日常茶飯事だった


幼いころは隣との境界は 排水用のどぶ溝で両脇が狭い通路になっていた

その裏道をとおってさらに別の家に出入りができた

垣根もいい加減で 隙間があったり 下から潜れたり ないも同然で

子供たちの格好の遊び場だった


この番組を見ているとそういう頃の思い出と重なってしまうが

最近思うのは この番組は

町工場や小さな診療所、家族経営の商売やなど

細々と真面目に頑張っている市井の人々の応援歌

戦後の町が落ち着き、大資本の病院や会社が出来てくると

こんな人たちにしわ寄せが来るようになったが

「がんばれ」と言っているようでじーんとくる


それはそのまま 今の厳しい時代を生きる 庶民への応援歌とも思える

私たち小さな設計事務所も同様で

小さくても心のこもった仕事をつづけ 町の人たちに貢献できるような存在であり続けたい













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季節の変わり目のお仕事

この週末で やっとひと心地つけるような気候になりました

今年は9月が8月のようだったので ある人が今年の暦は

7月 8月 8月 10月

だといっていましたが、なるほどね!


春と秋が短くなって夏と冬が長くなっているような

連休のころも突然暑くなることが多く

1年のうち半分くらいは半袖の服を着ているような気がします

夏服は汗をかいたり、紫外線に当たったりとくたびれやすいので

あまり高級品は買えず

ちょっといいものは秋冬ものというのが最近の傾向

しかし、こう夏が長くなると安物ばかりというのも寂しいし

9月の半袖は夏服そうろうではなく ちょっと秋の香りのするものにしたい


洋服の管理も今までと違ってきて

ウオーキングクローゼットに全部かけておきたい衝動にかられる

季節ごとの洋服の入れ替えは結構厄介で

主婦は誰しも もっと簡単にしたいと思う

スペースさえあれば 女優さんのようにずらりと1年中の服を並べておきたい!

しかしこれは現実的ではない 悲しいかな

現実的ではないというのは スペースがないからという訳だけではない


アメリカで暮らしてみてわかる日本との一番の違いは 湿気 だ

夏は暑くてもカラッとしていて、木陰に入ればひんやりと気持ちいい

夜は気温が下がってカーディガンや薄いコートが欲しいくらい

サンフランシスコに立ち寄ったときは もっとすごくて

この辺りは海流のせいで 夏でも突然寒くなる

旅行者の私は持ち合わせがなくあるものを着こんでも震えていたが

現地の人は澄ました顔で 冬のコートを着ている

8月にですよ・・・!

また、冬場はガンガンに暖房が利いているので

半袖のTシャツの上にダウンジャケット というファッションは

ポピュラーだった

半袖とコートが同居しているような生活の必然性があるから

洋服の収納もそういうことになっているということがよくわかった


ところが日本は湿気が高いので

中途半端に袖を通したものをそのままかけておくと虫食いの原因になってしまう

昔からの習わしどおり季節の変わり目は着た服を点検し、きちんと管理する必要がでてくる

衣類の入れ替えからは逃れられない 日本のみなさん!

という訳で広いウオーキングクローゼットは あまり必要なく

入れ替えをするのが賢明ということになります


子供の入学式で一度だけ来た服を クリーニングに出すかどうか 迷ったあげく

クリーニング代をケチって そのままにしたおかげで虫食いを作り

高い かけつぎ代 を支払ったことが 思い出される



住まい方を比べてみれば

暇を持て余したら何をやるか?

子育て中は少しでも寝ていたい と そういう贅沢は誰のもの? だったが

この頃は それは私のもの! になってきた

うれしい反面、 さあどうしよう と思うこともある

とりあえずはパソコンが相手をしてくれる便利な世の中


誰かのブログを見るということはあまりないけれど

地図はいつもお友達だ

思いついて友達の家を 覗き見してみたり

昔住んでいた アパートを探してみたり・・・

日本に限らず世界で可能ということが 素晴らしい


かつて住んでいたアメリカのアパートも

そのまま存在していた

その地を離れて30年過ぎても再訪できないが

ストリートビューでしっかりタイムスリップした

私たちが住んでいたのは ニューヨーク州バッファロー市プリンストン アヴェニュー

表通りからゆるくカーブしたその道沿いにある

かつては大学の既婚者用の寮として建てられたアパートだ

2階建て切妻屋根の何の変哲もない作りがいかにもアメリカらしい

1戸建ての住宅を何人かでシェアするのは大学生だが

ここは一人で研究に励みたい大学院生や既婚者の学生が重宝していた

当時でも築50年くらいといわれていたが 今でも外観はそのまま

樹木も家の前の芝生広場も 信じられないくらいそのまま

ドアをノックしたら 30年前の自分が出てきてもおかしくないくらい

ちょっと映画の見すぎですか と恐ろしくもなる

日本の激しく変わる町の様子からは考えられない


そのアパートは入口の共有ドアを開け半階上がると玄関ドアがあり

いきなりリビングになっている

いわゆる玄関らしきものの存在がない

最初のちょっとしたカルチャーショックを受けた

しかも床面がフラットで靴を脱ぐ場所は もちろんない

多くの日本人は家の中で靴を履いたままという生活はできないのか

みんなリビングの端っこで靴を脱いでいた


家でくつろいでいても 突然の訪問に右往左往することがあるので

リビングは小奇麗にしている場合が多い


一般的に日本の住宅を訪問してきちんと片付いている家もあるが

リビングが雑然としているのは

たぶん玄関というワンクッションがあって

いきなり外から覗かれないからかもしれない

それはいいことなのか 悪いことなのかと この頃疑問に思う

昭和の余裕のある日本の家なら応接間という存在があり

茶の間は家族のカジュアルな空間だったけれど

リビングがそれらを兼用するようになって

安易な方に転げやすいので 応接間化するよりは 茶の間化している


懐かしい昔の暮らしにタイムスリップしながら

結局考えているのは こんなことばかりで

気が付いたら仕事モードになって  トホホ


近くのかわいい家並みを見ながら

その当時はアメリカの家をどう評価していいかわからなかったが

今はもう少し違った目で見られることが 結構楽しい






キッチンから見える景色

長く同じキッチンを使っていても

家族構成や自分自身が変わってくると気分も変わってくる

子供が小さい時は

ちょうどその頃はやり始めというか みんな憧れた

対面式キッチン しかないと思っていた

それまでのキッチンは壁に向かうパターンか

あるいは対面といっても ダイニングとの間にハッチカウンターがあり

さえぎられた感が大いにあった


この中途半端な閉塞感が嫌でわたしのキッチンは 思い切って流しの上の吊戸棚はやめた

ダイニングやリビングにいる家族の様子がよく見えるだけでなく開放感もあって グッド!

と思う部分もあったけれど キッチンにいるのは 私だけ 

しかもできた料理を運んだり、何かものを取りに行ったりと

結構動かなければならない

使ってみて初めて対面式キッチンの欠陥に気が付いた


でもそれだけがキッチンのポイントではなかったことが幸いした

キッチンは主婦の居場所なのでちょうど扇の要のように家の中心においたため

玄関や洗濯場、その他家じゅうのアクセスがよくて

ど~ん とどまんなかに鎮座している かんじ!



もし壁に向かうキッチンを作るならば流しの前に大きな窓を作って

庭や近所の景色が見えるようにするのも楽しい

そういう欲望も捨てがたかったので

流しの前はダイニング越しに大きな掃出し窓を作り

庭が見えるようにした

子供が育ち、家族も減り、

ダイニングには誰もいないことが多いが

庭を眺めながらの作業は四季を通じて楽しみがある

春は若葉の息吹、夏はあふれんばかりの緑に包まれ、秋は紅葉

冬景色もなかなかで 落葉した樹形は 思いのほか饒舌

まれに雪の花が咲いているときは 言うに及ばず 


庭をどこから眺めるかということも庭づくりの大きなポイントだということが

キッチンから庭を眺めながらわかってきた




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