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家電から家を考えると

最近は便利な家電が増えました

かつての家電3種の神器は 冷蔵庫、洗濯機、テレビ

これは古いですね、昭和30年代 のお話


そのあとも時代にあった 3つの何とかが大好きな日本人

いろいろなネーミングがありました

この頃はみんなが欲しがるものを3つに限定するのが困難なのか あまり聞きませんね

そんなことは家電メーカーの勝手な刷り込みで ほっておいてよ です

今まで掃除機がそういうヒットになったことは あったのかしら

最近家の設計をするときにクライアントと話題になるのは 

なんといっても ルンバ です

薄型テレビもパソコンも 過去のはなしでしょうか・・・?

ブルーレイはまだ普及中


私の父は電気関係の仕事をしていたせいか

子供のころ、新し物好きの 親だな という印象がありました

特に子供心に印象的だったのは トースターです

両サイドがパタンと倒れるように蓋が開き

この蓋を開きながらトーストをひっくり返すというもの

ポップアップ式になる前のタイプです

よく覚えているんは他の家電より自分で自分のパンを焼く という行為に

つながっていたからかもしれません

若い方たちは どんなトースターなの ? と想像がつかないかもしれませんね

最近のパソコンは情報のやま

「昔のトースター」で検索してみると あらら いろいろ出てくること・・・

ただ昔のトースターといっても 人それぞれで 

それは今でも健在でしょう というのもありますね

ずいぶん話がそれましたが 書きたかったのは

ルンバを導入すると

ルンバのステーションがいるということ

ルンバのお家ですね、電源とスペースがいります

それから ルンバはあちこちにぶつかりながらも うまく感知するという

優れものですが

巾木 が 必要だ ということ

巾木に対して 最近はいろいろ考えさせられているので

そうだ ルンバ  を買うなら 巾木 を付けよう!!  



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昭和なたてもの

連休中は込み合うので家で静かに過ごします

先週末 野暮用があったついでに 「江戸東京たてもの園」に行ってきました

前から一度行きたいと気になっていた場所ですが、東京都下の小金井市にあるので

よいしょ と頑張らなければ 行けない場所です

その日は しとしと 一日中雨でしたが そんな日は 入場者も少なくて

たてものをじっくり見るには ぴったりの 天候 


一番の目的は西ゾーンの 前川國男の自邸

言わずと知れた 大御所建築家ですが 木造住宅というのは めずらしい

昭和初期、パリのコルビュジェ事務所で働いた後、弘前市でデビューしているが

この自宅はその10年後、昭和17年という 戦争の最中に作られた

材料や面積などに相当な制限があったにも関わらす、しかも東京都内で 戦火も浴びずに・・・

どこかのHPで写真を確認してください

シンプルな構成で力強く、今見てもちっとも古びていない


この1軒を見ただけでも 満足! と謙虚な気持ちで さて次は と

お隣を見たら  これまた 塀とポーチがかわいくて しっとりした住宅

な なんと! 堀口捨巳のこれまた洋行帰りの第1作目の住宅 

和洋折衷で 当時の構成主義の影響を受けたデザインが随所にみられるが

全体の印象としては 大正モダンな住まい この当時はやった中廊下型住宅であるが

のちの堀口のスタイルを知っているだけにそういう目で見てしまいますが 

この当時から 生活に配慮した細やかさが随所にみられた

前川も堀口もこの後 日本を代表する建築家として活躍するが

初期の小住宅もなかなかの力量で 丁寧な設計姿勢が その後に続くのだなーと 感銘を受けた


この2作で十分なはずが 隣でまた素敵な住宅をみた

常盤台写真場 といわれている 昭和初期のモダンな写真屋付兼用住宅

常盤台は戦前の東京板橋で開発された住宅地で 田園調布とならぶ 優れた都市計画のまち

この住宅も 見どころ満載で しかも 大工さんの設計施工と聞いてさらに驚いた

ちょうど居合わせた ボランテイアガイドの建築家の方にいろいろ聞けて 

その当時の建築のレベルもなんとなくわかった


・・・・・ とまあこんな具合で どこで ジ エンド になってもいいと思いつつ

雨にも負けず しっかり全体を網羅した


東ゾーンは さまざまな商店や風呂屋、居酒屋と並ぶ街並みが 楽しい


建築好きの人で 東京で時間を持て余したときは 是非行ってください

ただし、時間が十分あるときにしてください、消化不良になるので

今度は季節が違う時に 誰か 話し相手がいるときに 

もう一度行きたい 

名前の通り 東京近郊にあった 江戸から昭和にかけてのたてものが集められているので

わらぶきの農家や三井財閥の住宅、明治、大正の和風建築もありますよ 


後世に残る建築が いったいどういうものか

はやりに流されず 施主の生活を見据え チャレンジ精神を持ちつつも

丁寧に 真摯に作る ということなのか・・・ まだまだ 頑張らねばと 反省 しきり







 

樹木も生きています

5月の連休は若葉が芽吹き、庭仕事をしたいモードになります

用事がなくて、天気がいい日は 朝食後 少しのんびりしたら 外へ GO 

今年は伸びきった枝を掃うことと

長年連れ添った  にお別れをすること がテーマです

この  は子供が小さいころ 近くの日泰寺の植木市で買ったもの

昔から家の庭にはなにか 実のなるものが あったものです

子供のころの実家には イチジク、ザクロがありました

夫は 桃だの 柿だの があったと言っていました

さて、 何がいいか  植木市で みんなで迷いました

昔ながらのものは なんとなく古臭い気がして もっとおしゃれなものに

と みんなの意見が一致・・・子供は分かっていなかったはずだが・・・

樹木のこともよくわからないのに たまたま並んでいた 木イチゴ と 杏が

モダンな そして実がなった姿が かっこいい な と 選びました

木イチゴは 割合早く成長して 実もたくさんなりましたが

イメージと違って 樹形が悪く しかも 実はみずっぱくて まずかった

あまりにもはびこるのでずいぶん前に 処分した

杏は 成長が遅く 代わり映えのしない時期が長かったが

ある時から 花が咲き始めた

この花は 遠目にはソメイヨシノにそっくりだが 咲くのは3月中旬   

寂しい冬が終わり、桜にはまだ早い時期なので 春の訪れが感じられ、楽しみだった

そのうち 実もできるようになったが

これまた水っぽくて まずい  いつしか 鳥のエサになってしまった

でも せっかくだからと 生ではまずいが ジャムにしたり 杏酒にしたりと

少しは かわいがった

数年前 桜が咲いた後、寒波が来た年があった

その時、花の後で葉っぱが全然出てこなく ひどくみじめだった

それ以来、花は咲くが実はできずの状態が続き

今年は 葉っぱの付きも 情けないほど悪く  そろそろかな  という状況だった

庭園デザイナーによると

樹木は大きくなり、手におえなくなったら 切ればいいよ

そして 別の 若木を植え と・・・

そうした変化に付き合うことも大切だよ  とのこと 

そういえば、葉っぱが落ちない木を植えてほしいとか

大きくならない木にしてくれ とか 常緑樹は葉っぱが落ちないと思っているとか

木を 造花と勘違いしているような人がいると 嘆いていたことを 思い出した


設計者も 似たようなものかもしれない

完成した後 自分の設計した家を少しでもよく見せたいがために

あるいは写真写りを狙って引き立て役としてしか考えなくて、樹木を植える・・・なんて

他人ごとではありません

毎年、成長する木を伐採処分するたびに

いけない いけない と 反省すること しかり




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