熊本地震から1か月でわかってきたこと
ときどき出かける げんさいカフェ
昨日は福和伸夫先生の「熊本地震から1か月でわかってきたこと」
という臨時の会があると知り 参加した
予想通り大変大勢の人が参加し、予備の椅子を補充していた
テレビの報道と被ることもたくさんあったが
学者らしく、20年前の阪神淡路大震災との比較から始まった
共通点は 地震の規模、昼間でない、犠牲者は高齢者と大学生が多いことなど
倒壊したのは古い木造住宅とピロティタイプのコンクリート造というのもよく似ている
熊本は地震地域係数が低いため 対策が遅れていたことの影響もみられるが
大きく前進したのは 情報が早く集まったこと
犠牲者が少なかったことである 阪神との人口比で試算しても100分の一
全壊建物の割合も20~30分の一であるが
これは阪神のときは耐震性能のある家が全体の30%だった事に比べ
今回は約70%と新耐震基準の住宅の割合が増えていたことにも関係している
実は 国は住宅の耐震化の目標を2015年で90%と予測していたが
実際は82%程度で 目標値との差はまだ大きいが
それでもある程度のレベルには近づいてきていた
そのほか列挙すると以下のようなことを述べられた
・小中学校の耐震はかなり進んできたが 予算の関係から
役所や病院の耐震化の遅れが 今回大きなリスクであることが判明した
・地震地域係数というものが最近取りざたされているが これは地震保険の
保険料の算定にも使われるが 実は活断層があるところは低くなっている
と 不可解なことをいわれた これは今後どういうことなのか チェックが必要
・単純に言えば壁率の高い 堅い建物は ずれてもかたちは残っている
などなど 興味深い話が続いた
今後はそれぞれの専門家による報告が予定されているそうです
最後の質問コーナーで この地震のあと 耐震基準が変わるかということについては
「たぶん変わらないでしょう、 というのは そうなると さらに既存不適格の建物が増え
補強のための補助金が準備できないから ではないか」 とのこと
私の感想は 現在の基準できっちり作れば よほど問題はないが
必要なのは その土地の地盤の良し悪しやそれに対する対応
さらには キチンと施工し、メンテナンスをすることなんだろうな と
今更のように あらためて感じた
昨日は福和伸夫先生の「熊本地震から1か月でわかってきたこと」
という臨時の会があると知り 参加した
予想通り大変大勢の人が参加し、予備の椅子を補充していた
テレビの報道と被ることもたくさんあったが
学者らしく、20年前の阪神淡路大震災との比較から始まった
共通点は 地震の規模、昼間でない、犠牲者は高齢者と大学生が多いことなど
倒壊したのは古い木造住宅とピロティタイプのコンクリート造というのもよく似ている
熊本は地震地域係数が低いため 対策が遅れていたことの影響もみられるが
大きく前進したのは 情報が早く集まったこと
犠牲者が少なかったことである 阪神との人口比で試算しても100分の一
全壊建物の割合も20~30分の一であるが
これは阪神のときは耐震性能のある家が全体の30%だった事に比べ
今回は約70%と新耐震基準の住宅の割合が増えていたことにも関係している
実は 国は住宅の耐震化の目標を2015年で90%と予測していたが
実際は82%程度で 目標値との差はまだ大きいが
それでもある程度のレベルには近づいてきていた
そのほか列挙すると以下のようなことを述べられた
・小中学校の耐震はかなり進んできたが 予算の関係から
役所や病院の耐震化の遅れが 今回大きなリスクであることが判明した
・地震地域係数というものが最近取りざたされているが これは地震保険の
保険料の算定にも使われるが 実は活断層があるところは低くなっている
と 不可解なことをいわれた これは今後どういうことなのか チェックが必要
・単純に言えば壁率の高い 堅い建物は ずれてもかたちは残っている
などなど 興味深い話が続いた
今後はそれぞれの専門家による報告が予定されているそうです
最後の質問コーナーで この地震のあと 耐震基準が変わるかということについては
「たぶん変わらないでしょう、 というのは そうなると さらに既存不適格の建物が増え
補強のための補助金が準備できないから ではないか」 とのこと
私の感想は 現在の基準できっちり作れば よほど問題はないが
必要なのは その土地の地盤の良し悪しやそれに対する対応
さらには キチンと施工し、メンテナンスをすることなんだろうな と
今更のように あらためて感じた
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