器の思い出

久しぶりに古道具屋で買い物をした

最初は店頭に置かれた外国製のおしゃれな掃除機に惹かれて店に入ったが

奥に染付の食器コーナーがあり「べろ藍」の鉢が目に飛び込んだ

よくあるデザインだが値段を見てびっくり

流通している標準価格より桁が一つ少ない!

叩いてみても「キーン」といい音がして割れている様子はない

これは私を待っていたのでは と衝動買いをしてしまった


まだ子供が小さいころ 豊田市に有名建築家が設計した小さな画廊があると聞いて

家族で行ったことを思い出した

そこは版画を扱う画廊で商売の傍ら趣味で始めたと聞いた

その当時、生活に余裕はなく それほど高くないといっても 版画は高級品だった

1枚、とてもひかれた絵があって 迷っていた私にオーナー夫人の一言が効いた

「女の人は たとえばブラウスなど洋服にはお金をかけるが それは本人が楽しむだけ

  しかも流行に左右され そう長くは着ない・・・・

 かりに同じ1万円を使うとしても洋服なら大したものは買えないけれど

 (その当時はユニクロはなかった!)
 
 版画とか陶器ならば家族みんなが長い間楽しめるので 私はそんな感覚で 

 少しづつ版画を買っていたの・・・・」


私はその言葉に クラッときて  「その絵買います!」


もともと陶芸や絵画には興味があり 展覧会に行くのは大きな楽しみだったが

自分がそれを入手できるようになるとは 考えも及ばなかった

若かったんだなー

それから少し物の買い方が変わってきた

ある程度余裕が出来てからは 版画や油絵も買ったが

生活感がある主婦なので やはり食器です

そういえば結婚祝いに姉から洋食器のセットを買うようにとお金をもらったが

デパートにあるような その当時みんなが新家庭用にと買っていた食器には興味がなかった

でもお祝いをもらった以上 これを買いました と披露しなけれがいけないし・・・!

そんな時 丸善のクラフトコーナーにあった

砥部焼のプレート、スープ皿 などが 気に入った

値段はちょっと高めだったが 種類や数を厳選すれば何とか予算内に


やはり気に入ったいい食器は時間がたっても古びないで使い続けられる

画廊のオーナー夫人に背中を押されたが そういう要素はあったのかもしれない

その後 大須の骨董市に通い詰めることになるとは・・・!

格安で手に入れた「べろ藍」の鉢 よく見ると ふちに小さな欠けがあったが

日常使いには 問題なし








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