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家具について

最近世間では ある家具屋さんの 父娘対決で盛り上がっている

もうすぐ株主総会が始まるので またまた再熱しそうです

テレビで 偶然見た来客者のインタビューでは

5,60代の この家具屋のファンは 接客、商品ともとても気に入っている 

3,40代にもファンがいた

60代のファンで 息子たちは ここには行かない という人もいた

もっと安い大型店舗の○○ とか △△に行っている

そうだよね、 最近街中の家具屋はことごとく消滅している印象がある

一昔まえは商店街には必ず家具屋があり、店頭に安っぽいカラーボックスなどが並んでいた

母もこういうところで 衝動的に買っていたのを覚えている

でもそうやって買ったものはあとでいらなくなったり、他の物と合わなくなったり

捨てるに捨てられず・・・ 私はそれがとってもいやだった

戦後すぐに結婚した母たちの世代は 一応お嫁入り道具は持ってきたが

そのあとで一世を風靡したような婚礼セットではなかった

時代が変わり、家族が増えると 

どうしても間に合わせの箪笥や本棚が必要になったのは致し方ない

1970年代に実家を離れ 一人暮らしをする若者は

こたつとファンシーケースと呼んでいたビニール製の洋服かけと押し入れダンスが

3点セットだった   

それに安っぽいカラーボックスを工夫して本棚にしたり、食器棚にしたり

あるいはレコードプレーヤーなどの オーディオコーナーにしたり・・・・

そういうのが 自分にとっても 初めて買い揃える家具であった


その後結婚を機にきちんとした家具を買うことになるが

いわゆる婚礼セットを買う人が多い中 建築をかじった友人たちは

まだ世間では珍しかった壁面収納もどきのしゃれたものを買っていた

そういう時代を経験した世代にとって

話題の輸入物を取り扱う家具屋さんは 隔世の感があった

もうその頃 家具を買う必要がなくなっていたので 直接の縁はないが

住宅を建てる若いクライアントはソファやダイニングテーブルなど買っていた

家具に対しての価値観が違ってきたなーと感じ始めた頃だったかもしれない

住宅設計に取り掛かる前に 手持ちの家具リストを書いてもらっているが

以前は婚礼セットを持っている人が多かったので きちんと納まるように

サイズなど気を使ったが

もう長い間 若いクライアントの家具リストには この手のものがない

その代わりに ベッドやソファーが増え、 収納家具はプラスチックケース

あとは 作り付けのクローゼットね  というパターン

こりゃー町の家具屋がなくなるわけだ



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