建築雑誌

定番の建築雑誌の定期購読をやめてかなりの時間が経った

ただ1種類だけ ジャーナル的なものは継続しているが

ビジュアル的な.建築雑誌は 気になるものがある時だけの購入している

なぜかというと一番の理由は 参考になるものが なくなったこと

住宅系の雑誌をやめたのも あまりにも若い尖った建築寄りになっていて

ついていけなくなったから・・・

別の住宅系の雑誌で ライン的にはいいけれど マンネリの感がぬぐえなく

取り上げる作品がいつも同じような作家のものばかり・・・ などなど


その代り 一般紙に取り上げられている建築作品のほうが

現実的で参考になるものが増えてきた

これは住宅に対する一般的な感性がアップしたといえるのかもしれない

食べ物や 衣服のように  あるいは 芸術や文化のように

住いに対する 建築に対する 関心が 普通のものになったとしたら

それは 素晴らしいことだと思う


連休の最後の日に 「ブルータス」 を買った

何気なく ぱらぱらっと見て  いくつか気になった記事があったから

1つは 林雅子 林昌二 邸に住み手が見つかったという記事

林夫妻は 日本を代表する建築家夫婦であったが 後継ぎがいなく

あの住宅は どうなるのかな と 少しばかり気を病んでいた

2つ目は 坂本一成設計の 40年前の住宅の住み手が

若い国際結婚をした家族に引き継がれたという記事

この住いは 購読している雑誌にも掲載されていたが

編集者が違うと取り上げ方も違って興味深かった 

坂本氏のこの住宅は設計された当時は知らなかったが

40年もたってまったく別の家族が 当時の設計意図をできるだけ守って

最小限のリニューアルで住みたいと購入したとのことで俄然興味がわいた

男っぽい ざっくりした 構成 は 汎用性がたかい

また都市における住宅の内部と外部空間の斬新な構成が

時間がたって 都市化が進み ますます その重要度が増してきた


この当時 1970年ころ 「都市住宅」 という雑誌が あった

若い駆け出しの建築家が ローコスト住宅を 施主とともに格闘しながら作っていたが

そういう若手の登竜門的な雑誌だった

また、 この時代 日本の住いは まだ貧しくて スラムや貧困問題など

都市が直面する問題を取り上げていて 人気があった

が いまや 当時の作家たちの多くは日本を代表する 大御所となり

この「都市住宅」もいつの間にか廃刊となった

現在 雑誌に発表されている住宅は ずいぶん贅沢になったものだ

今回のブルータスを見ていると そういうトレンドの住宅よりは

古い住宅に手を入れながら 自分らしくカスタマイズしながら生活している

住いを多く紹介していた

はやりのスタイルの中には 便利にはなったけれど 何か欠けているのか・・・?

好みが2極化しているのか・・・?

あえて不便で古い住宅を 自分らしく育てながら使っていくよさが紹介されていて

本物の力強さに 圧倒された

もし手に取る機会があれば 一読をお勧めします


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